本の墓場

そろそろ、本気で本の量が限界に達している。そういうことを言い出して数年になるような気もするのだけれど、今回は本気で限界だろうと思う。どんな状態であるのか、写真で披露してみることにしよう。
ちなみに、この写真にあるスペースは、10畳ある夫婦の部屋の一角である。嫁さんの嫁入り道具の箪笥の裏に、こういうスペースを作ってあるのだ。
スチール製本棚が７本向かい合わせに並び、奥の方ではその間に板を渡してその上に本を積み上げてある。スチール製本棚の上は、天井までぴったりのサイズの手作りの棚が置いてあり、空間は可能なかぎり有効に活用してある。
もちろん、ここだけで本がおさまるわけもなく、箪笥の上、机の下、テレビの上などなど、部屋中に本が積み上げられている。
やはり、なんとかしなければいかんだろう。

奥の方は向かい合わせのスチール製本棚の間に板を２段に渡して、本を積み上げてある。

	さすがに、本の重さで板がしなってきているような気がしないでもないが、気がつかなかったことにしよう。 足元は、床からひたすら本を積み上げてある。そのため、奥の方で本を探すことは不可能だし、手前の方だって下の方に埋もれた本をひっぱりだすことは不可能。
	この奥の方に、いかなる本が埋もれているのか、それは神のみぞ知る。すくなくとも、所有者はいっさい把握していない。

上から見下ろすとこんな感じ。おっ、そこに見えるは「スケバン刑事」じゃないか。

				スチール製本棚の上には、手作りの本棚が天井までぴったりと設置してある。 スチール製本棚のこのあたりは、香港映画関連書籍コーナーだ。
				手作りの棚には、香港の映画雑誌「電影双週刊」と、角川文庫の翻訳小説をズラリと並べてある。
				角川文庫の昔の装丁の翻訳小説は、集めても集めても終りが見えない。ここには二重に突っこんである。